|  アレルギーとペインクリニック
折々の季節によって鼻をクシュクシュ、眼をパチパチと花粉症で悩んでいる方は大勢いらっしゃると思います。 アレルギー性鼻炎や花粉症はダニやハウスダスト、スギ花粉などを体が異物と感じ反応することによっておこります。これをアレルギー反応と呼びます。
 耳鼻科やアレルギー科ではこのアレルギー反応を抑えるために、薬物治療や滅感作療法などを行います。また出てきた症状に対し対症療法として鼻や目の処置をします。
 これらの専門医の治療はまず第一に行うべきでしょう。
 そしてこれらの治療と並行してペインクリニックでは、星状神経節ブロックや傍星状神経節レーザー照射といった治療を行います。 花粉症やアレルギー性鼻炎の発症には、自律神経の興奮状態が深く関係しています。自律神経とは自分の意志とは関係なく体の調節をしている神経のことですが、
 この神経が敏感になりすぎている時に鼻や目の症状が強くなります。
 そして首のつけ根のあたりにこの自律神経が集まった星状神経節という場所があります。星の様な形をしていることからこの呼び名がありますが、ここにレーザーを照射したり注射をすることによって自律神経の興奮を抑えます。
 この治療をくり返すことによって、鼻や目の症状をかなり抑える事ができます。
 注射がいやな方もレーザー照射ならまったく痛みはありませんし、最新のレーザー治療器を用いると注射に近い効果が期待できます。 またこの治療は自律神経のバランスを良くしますので、自律神経失調症、起立性低血圧症、めまい、多汗症などにも効果があります。   |