|  お尻、太もも、ふくらはぎ、足の痛みやしびれとペインクリニック
お尻から下のいろんなところが重かったり、しびれたり、痛んだりしてませんか?足の先がいつも冷たくありませんか?
 しばらく歩いていると腰から下が重だるくなってきて、
 我慢ができなくなったりしませんか?
 こんな症状がもしあれば、原因は多くの場合腰にあります。何で足が悪いのに腰が原因?と多くの方が思われる事と思います。
 では説明しましょう。 腰の骨は五つの骨がくしに刺したお団子のように積み重なって出来ています。そしてお団子のくしにあたるものが脊髄と呼ばれる、脳からつながる太い神経です。
 腰の五つの骨と骨の間からは、脊髄から神経が一本ずつ木の枝のように出ています。
 これらの神経は全て腰から足の先の方へ伸びています。
 みなさんも御存じのように神経のはたらきは痛みを伝えることですが、もうひとつ大事な仕事をしています。
 それは血管を閉じたり開いたりして血のめぐりを調節することです。 そして腰の骨が変形したり、椎間板ヘルニア(骨と骨の間にある椎間板というクッションみたいなものがへちゃげてはみ出してくるものです)があったりすると、足へ伸びていく神経を痛めて腰から足のめぐりが悪くなります。 正座をしたときのことを思い出してみてください。少しだと重だるくなり、もっとするとしびれ、最後には痛くなります。
 これは膝を曲げることによって膝から下へ血液がうまくいかなくなってしまうからです。
 おなじ事が腰から伸びてる神経が痛められることによっても起こるのです。 このような症状に対してペインクリニックでは神経ブロック治療をし、血管を開くことによって血液のめぐりが悪くなって弱っている筋肉や神経に栄養を与え、痛みやしびれを取ります。 雨が降らずに枯れかけているお花を想像してみて下さい。十分なお水をあげれば、まだ元気にきれいな花を咲かせます。
 もし、お尻や足が痛くてなかなか思うよ  うに外出が出来ず困っていらっしゃるのなら、一度ペインクリニックにご相談下さい。 痛んでいるところの血液のめぐりをよくしてあげれば、お水をもらってきれいに咲いた花のように、また楽に歩くことが出来るようになるかもしれません。   |